mikutterの最新の情報は、mikutter blogに引っ越しました。

2014年1月9日木曜日

#mikutter 0.2.2.1476


  • あけましておめでとうございます。
  • RubyGtk2 2.0.3以降を使用するとクラッシュする問題
  • Twitterの仕様変更を受け、REST APIリクエストをSSLに変更 (thanks @osa_k)
各種変更対応です。このアップデートは全てのユーザが直ちに行うことを推奨します。

RubyGtk2

12/28にリリースされた RubyGtk2 2.0.3以降にバージョンアップするとmikutterを使用することができませんでした。このアップデートでは、RubyGtk2のバージョンが2.0.3未満でもそれ以降でも動作します。
なお、Ruby 2.1では動作するかと思いますが、まだちゃんと確認していません。

Twitterの仕様変更について

1/14から、次のリンク先にある変更によって、今回より前にリリースされたmikutterが使用できなくなります。UserStream以外の全ての機能(ツイート投稿など)が使用できなくなるという情報が入っています。
特に、新規にmikutterを使い始める時、認証できません。二次配布元の管理者の方はご注意ください。

2014年1月5日日曜日

mikutter 4年目

あけましておめでとうございます。mikutterは2013/12/25を以て、4歳になりました。恐ろしいことです。

mikutterのリリース

mikutter 0.2.1

0.2.1はクリスマスリリースの予定でしたが、品質を高めるために1/12まで延期された、今年最初のリリースです。
内容は…mikutterコマンドにアイコンが設定できるとか、タブツールバーとか…見た目には影響があるが、かなり小さいリリースですね。マイナーバージョンが上がっただけですからこんなもんでしょう。

mikutter 0.2.2

5/12にリリースされた 0.2.2 は、プラグインの強化を主な内容としたアップデートでした。

ショートカットキー

コマンドのインクリメンタルサーチ機能は、増えてきたプラグインによって、ヘビーユーザーがmikutterコマンドを探すのが大変だったため搭載した機能です。これが必要になるくらい沢山のプラグインが誕生したということでもあります。

実績

以前から、マルチペイン等の、使っている過程では存在がわからない機能についてはWebサイトで紹介するなど、できるだけユーザに知ってもらう工夫をしていましたが、ほとんどのプラットフォームではパッケージマネージャ等によってソフトウェアをインストールしますから、わざわざアクセスする人は少ないです。
例えば、長くmikutterを使っていたのにマルチペインを見て、こんなことができるのかと驚く人もいました。こういう場合、わかりやすい場所に置くというアプローチを取るのが基本ですが、利便性を考えるとそうもいかないことも多いです。
そこで考案されたのが実績プラグインです。実績と聞いて、mikutterを知らない人は「流石キチクラである」といった感じの反応を示しているのですが、皆さんご存知の通り、例えば前述したマルチペインを使う方法を提示するなど、ユーザに少しずつ使い方を学習させていくための機能がその実態です。
結果は、効果覿面でした。実績で紹介している機能については、ほとんどのユーザが認知できているようで、既存のある機能を実装してほしいという要望をツイートする人が殆どいなくなったのです。
ヘルプなども考えましたが、実績は、ドキュメントを参照する手間を省き、解除するたびに確実にユーザはレベルアップしていくのです。ま、この機能はパクリなんですけどね

周辺の動き

OSC

今年も、オープンソースカンファレンスでは、東京・京都2会場で、mikutterユーザ会、mikutterの薄い本製作委員会がブースを出展してくれたようです。冬の東京には訪問し、いろんな人にお会いしました。これだけ長いこと続けて出展できているのは凄いことだと思います。私は当然多忙のため、冬の東京に顔を出すくらいしか関与してませんが。みんながこういうことをやってくれるというのは本当に有難いことです。

mikutterの薄い本/コミックマーケット

2013年は、mikutterの薄い本vol.4「Too late.」とvol.5「としぁくん家のておくれ事情」という、不名誉なタイトルの同人誌が作成されました。
内容についてはここでは詳しく触れませんが、どちらも多くの人が寄稿してくれました。更に、この2冊についてはどちらもサークル「mikutterの薄い本製作委員会」のブースを構え、コミックマーケット84と85にて頒布することができました。
私は、夏は忙しかったので出席を見送りましたが、先日C85には行きました。個人的にはコミケ初参加ということもあって非常に楽しめました。天気にも恵まれてよかったですね。幾つかのブースはちょっと炎上していましたが…

今年、とくに下半期は全くと言っていいほどmikutterに触れることができませんでしたし、mikutter関連のコードを書くとなると尚更でした。正直Rubyとかもうよく覚えていないし、今まで波はあったとはいえ定常的にmikutterにコミットし続けてきていたのを突然やめてしまったので、昔のコードを久しぶりに見るような心境でした。
そんな中、ブースに訪れてくれた皆さんから励ましの言葉を頂いたり、ブースに足を運んでくださったメガネケエス作者と「私はmikutterの作者です」と言葉をかわしたりするうちに、そういえばこれは俺が始めたプロジェクトだったんだと思い出すことができ、今年もより洗練された悪ふざけを提供していきたいという気が起きてきました。

外部の動き

いいからapt-getだ!

9月、Debianのリポジトリにmikutterが収録されました。UbuntuをはじめとしたDebianベースのディストリビューションに収録されるようになりました。Ubuntuで標準提供されるというのはかなり大きいことだと思うのですが、正直それがどれだけ影響があったのかははかりかねます。目に見える影響は…?

雑誌掲載

その影響か、雑誌「日経Linux」1月号の特集「最強ソフト47導入&活用法に掲載されました(反応)。
知る限りではこれが雑誌への初掲載となります。1コーナーにちょっと載っただけですけどね。

反省

反省といっても、2013年は本当に何もできなかったので、せいぜい来年はゆったり過ごせるといいね、と言うくらいしかできませんね。

mikutterとは単なる悪ふざけです。余裕のある生活があっての悪ふざけですから、祈るばかりですね。余裕があれば、これを書いてる今みたいに、家でmikutterで時間を溶かす生活をすると思うので、そうなると自然とコードを書くようになるでしょうし。となると、あとは今後の展望を書きたいところです。0.3の予定は内部的には既にほぼ確定しており、幾つかは完成しつつあります。あえて書きませんが、先日コミケで頒布されたmikutterの薄い本vol.5では、新機能の一つにスポットライトを当てています。また、多言語化についても着々と進めてくれているようです。

0.3以降の今年の目標となると、いつもどおり特に決まっていません。今年もmikutterプラットフォームでわいわいやれるといいですね。これからもよろしくお願いします。