mikutterの最新の情報は、mikutter blogに引っ越しました。

2014年10月25日土曜日

#mikutter 3.1.0 alpha2

  • アクティビティの設定画面のUIのブラッシュアップ
  • 抽出タブのデータソースによっては複数回通知が発生することがあった問題
  • 新たな言語、関西弁に対応
  • その他細かい高速化等
まだ不具合は取りきれていません。このペースでは難しいかな。例によって仕事です。

RubyGNOME2 2.2.2とmikutterで何か問題が起こるらしく、そのへんの対応でも時間を取られてます。とりあえず2.2.0にすればいいんですが、bundlerではなくディストリ等のパッケージ管理システムで用意してる人は、アップデートしてしまいそうですね。

2014年10月19日日曜日

#mikutter 3.1.0 alpha1

3.1のプレビューをリリースします。
3.0からの主な変更点は以下の記事をご覧ください。

http://mikutter.blogspot.jp/2014/10/mikutter-3-1-pre.html

release/3.1 ブランチがリリース作業用のブランチです。皆さん、mikutter3.1が使えることに感謝しながらチェキナーしてください。
また、tarボールも一応コロコロしています。ダウンロードページの一番下です。

http://mikutter.hachune.net/download

これは試用版ですので、そういう感じでおねがいします。
また、 transifexのリソースも更新しておいたので、翻訳おねがいします!

https://www.transifex.com/projects/p/mikutter/

#mikutter 3.0.7

  • Twitpic終了に伴う作業
    • http://twitpic.com/d250g2 が見れなくなったので、 http://d250g2.com/d250g2.jpg を表示するように仕様変更
    • Twitpicの他の写真については現状何もしていませんが、twitpic側がもう画像を見れないようにしているようで、mikutterでも見ることができません
  • 新たな写真サービス()に対応
    • d250g2.com
  • APIの不具合修正
  • 言語ファイル更新
それは突然の事だった――

「これが新しい†規約†だ。」

その男は能面のように固まった冷たい表情で、Twitpicの前に書類を置いた。
Twitpicはその書類を一枚一枚繰るごとに、顔から血の気が引いていく。

「Twitterさん、これは…。」

Twitterと呼ばれたその男は、少しも表情を変えず「レニウムだ」とつぶやく。Twitpicはその意味を悟るや否や、その場に崩れ落ちた。

「Twitterさん…!なんで…!一緒に起業/世界/上場って…bioに書いたじゃないですか!」

5年以上前だろうか。二人はよく、オタクっぽい服に身を包み、安いバーで夢を語り合っていた。
「俺はつぶやきを収集するだけだ。それがどうなっていくかはわからない。現に、お前のおかげでみんな写真をつぶやいている。そのうち、女子高生がマック※1から動画をつぶやくような時代が来るかもな。」

※1 東京地方の方言で、マクドナルドのこと。

Twitterは、まだ丸みを帯びていた当時のiPhoneを手の上で転がしながら、こんな奇想天外なことをつぶやいていたものだ。その度にTwitpicは、彼の冗談をふぁぼりながらも、リツイートしていた。Twitterの言っていたことは、今やそのほとんどが実現しつつある。それを影から支えていたのは、常にTwitpicだった。



あまりにも突然の死刑宣告に、Twitpicは涙をこらえることができなかった。Twitterが成長するにつれ、徐々にあたまがおかしくなっていくのをわかっていながら、彼はついに何もできず、今日を迎えてしまった。
この日が来ることは、画像投稿に対応した時からわかっていた。あの時既に、自分はTwitterにとって邪魔な存在になっていたのだ。女子高生が気軽にマック※1で動画を投稿できるように動画にも対応してみたが、既に手遅れだったのだ。
つぶやきだけを集めていたTwitterはもはやどこにも存在せず、全てはツイートに集約されてしまった。

もう、俺が生きる意味なんてない。Twitpicは、自らの命を絶つことを決めた。Twitterはそれを聞き終わると、昔とは違う長く大きい、少し曲がったiPhoneを取り出し、Favstar※2を確認してから、こう言った。

※2 ふぁぼ収集サービス。プレミアム会員ですら期間中にBANするような卑劣なサービスであることから、iPhoneを曲げるような情弱しか使っていない。

「君の悪いところは、判断を急ぎすぎることだ。」

Twitterは、Twitpicの持っている書類を指差して、続きを促した。
最後の紙だと思っていたが、少し小さな紙がもう一枚あった。

「Twitterさん、こ、これは…!?」
「結婚しよう。」

みたいな薄い本書いてた人たち、息してるのだろうか。

2014年10月4日土曜日

mikutter 3.1の新機能

前のリリースから随分空いたので、そろそろmikutter 3.1の準備をしています。3.1で追加される予定の機能を簡単に紹介します。

Ruby 2.0以降をサポート (1.9.3以前のサポートを停止)

mikutter 3.1からはRuby1.9のサポートを終了し、パフォーマンスやらインターフェイスやらの改善のためにRuby 2.0の新機能を積極的に使用します。
Ruby 1.9.3 は既に来年の2月にはサポートを終了すると発表されているので、いいタイミングなんじゃないでしょうか。


リストをデータソースとして提供

listプラグインは、Twitterのリストをデータソースとして提供するようになります。それに伴って、listプラグインによるタブの提供を廃止します。
リストの設定からは「表示」のチェックボックスが消えています。設定画面からは、リストの作成・削除・名前や説明の変更のみが行えます。


抽出タブの編集画面でデータソースを見てみると、各アカウントの「list」という要素に、リストが表示されています。データソースなので、他のリストやデータソースとミックスしたり、フィルタリングもできます。

データソースの一覧を階層化、折りたためるように

3.0リリース後から、抽出タブを使うプラグインが沢山でてきており、データソースの数が多くなりがちです。そこで上のスクリーンショットのように、データソースを階層表示して探しやすくしました。

データソースを提供する時、名前を半角のスラッシュ(/)で区切ると、いい感じになります。例えば「@toshi_a/list/mikutter」という名前のデータソースは、@toshi_a の中の list の中に mikutter という項目が作成されます。上位の階層が存在しない場合は作成されます。プラグイン開発者は、アカウントごとに異なるデータソースを提供するなら、いい感じにカテゴライズされるように名前を付けましょう。

MessageConverterを削除、Entity書き換え機能追加

構造とAPIが複雑すぎて使用することが難しかった MessageConverterを削除します。これはツイートのリンク部分を一部書き換えるためのもので、具体的には短縮URLの展開に使われていました。しかし、これはTwitterにEntityが実装される前に設計されたもので、非同期的に書き換えることをサポートしないといった問題も抱えていました。
詳しいことは別の記事にまとめるかもしれませんが、これからはイベント gui_timeline_add_messages で、実際に表示されたツイートを検出し、書き換えはいつでも Entity#add を呼び出して行うことができます。 Entity#add によってツイートが書き換えられると、適切にタイムラインも書き換えられます。

MessageConverterもEntity#addも内部的にはツイートのエンティティを書き換えているため、これはツイートの本文を書き換える機能としては使うことができません。よってこの影響を受けるのはせいぜいサードパーティの短縮URLプラグインくらいです。サードパーティの短縮URLサービスは、t.coの登場によってほぼ使われなくなっているので、今回は互換性のない変更ですが影響はないと考えて踏み切りました。

なお、標準のbit.lyプラグインはこの変更に追随しています。

リリース時期

このリリースは12/25にリリース予定の3.2のつなぎみたいなやつです。そう考えると、できるだけ早くリリースしてしまいたいですね。
上記変更は全てdevelopブランチにマージされています。これから来週辺りにalpha1を出して、11月1日あたりにはなぁー、とか思ってます。