- Twitpic終了に伴う作業
- http://twitpic.com/d250g2 が見れなくなったので、 http://d250g2.com/d250g2.jpg を表示するように仕様変更
- Twitpicの他の写真については現状何もしていませんが、twitpic側がもう画像を見れないようにしているようで、mikutterでも見ることができません
- 新たな写真サービス()に対応
- d250g2.com
- APIの不具合修正
- 言語ファイル更新
「これが新しい†規約†だ。」
その男は能面のように固まった冷たい表情で、Twitpicの前に書類を置いた。
Twitpicはその書類を一枚一枚繰るごとに、顔から血の気が引いていく。
「Twitterさん、これは…。」
Twitterと呼ばれたその男は、少しも表情を変えず「レニウムだ」とつぶやく。Twitpicはその意味を悟るや否や、その場に崩れ落ちた。
「Twitterさん…!なんで…!一緒に起業/世界/上場って…bioに書いたじゃないですか!」
5年以上前だろうか。二人はよく、オタクっぽい服に身を包み、安いバーで夢を語り合っていた。
「俺はつぶやきを収集するだけだ。それがどうなっていくかはわからない。現に、お前のおかげでみんな写真をつぶやいている。そのうち、女子高生がマック※1から動画をつぶやくような時代が来るかもな。」
※1 東京地方の方言で、マクドナルドのこと。
Twitterは、まだ丸みを帯びていた当時のiPhoneを手の上で転がしながら、こんな奇想天外なことをつぶやいていたものだ。その度にTwitpicは、彼の冗談をふぁぼりながらも、リツイートしていた。Twitterの言っていたことは、今やそのほとんどが実現しつつある。それを影から支えていたのは、常にTwitpicだった。
あまりにも突然の死刑宣告に、Twitpicは涙をこらえることができなかった。Twitterが成長するにつれ、徐々にあたまがおかしくなっていくのをわかっていながら、彼はついに何もできず、今日を迎えてしまった。
この日が来ることは、画像投稿に対応した時からわかっていた。あの時既に、自分はTwitterにとって邪魔な存在になっていたのだ。女子高生が気軽にマック※1で動画を投稿できるように動画にも対応してみたが、既に手遅れだったのだ。
つぶやきだけを集めていたTwitterはもはやどこにも存在せず、全てはツイートに集約されてしまった。
もう、俺が生きる意味なんてない。Twitpicは、自らの命を絶つことを決めた。Twitterはそれを聞き終わると、昔とは違う長く大きい、少し曲がったiPhoneを取り出し、Favstar※2を確認してから、こう言った。
※2 ふぁぼ収集サービス。プレミアム会員ですら期間中にBANするような卑劣なサービスであることから、iPhoneを曲げるような情弱しか使っていない。
「君の悪いところは、判断を急ぎすぎることだ。」
Twitterは、Twitpicの持っている書類を指差して、続きを促した。
最後の紙だと思っていたが、少し小さな紙がもう一枚あった。
「Twitterさん、こ、これは…!?」
「結婚しよう。」
みたいな薄い本書いてた人たち、息してるのだろうか。