現状のプラグインシステムの問題点
mikutterはサードパーティプラグインを ~/.mikutter/plugin/ の中に入れたら動くようになっています。いちいちビルドとかしなくていいので楽ですし、単純なので理解しやすい(置く→動く!)のですが、単純過ぎる故に色々と問題がありました。
- プラグインを探すこれといった方法がない
現状として、プラグイン纏まった場所がないので、プラグインを探す時はgoogle先生にきくしかなく、検索すべきキーワードがわからない、特に欲しいプラグインがないという時にダラダラ見れるリストは存在しないようです。 - 何が入ってるかパッとわからない
プラグインディレクトリ見れば分かりますが、ねえ。 - mikutterのバージョンとプラグインが想定するバージョンを気にしなければならない
多くはREADMEとかに書いてあると思うけど、ねえ。 - 最新版の確認を、全てのプラグイン毎に行う必要がある
リポジトリを直接プラグインディレクトリにチェックアウトすると楽にできるけど、それにしたってステップ数が減るだけ
で、誰もがパッケージ管理みたいなことしてくれないのかよ、って思っていたのではないでしょうか。今まで挑戦した人もイタみたいですが、皆途中で一身上の都合又は音楽性の違いにより、完成には至らなかったようです。
私も以前一度やろうとしていましたが、既存のものを使って辺にこったものを作ろうとしてしまって頓挫しました。というのも、プラグインから提供してもらえる情報というのが意外と少ないんですよね。しかし、ちょっと0.2で状況が変わって来ました。
定義ファイルの導入
mikutter 0.2からプラグインの依存関係を記述する目的で、プラグインにYAMLで記述された定義ファイルを同梱しておく機能が導入されました。
これは、依存するプラグインを記述しておき、それが先にロードされるようにすることで、コアを書き換えるプラグインの機能に依存したプラグインを書けるようにという目論見です。
ついでに、プラグインのバージョンとかも書けるようにしました。詳しくは「プラグイン移行ガイド」の7章を見てください。
いろいろ書く割にはほとんどのキーが使われていないというのが現状ですが、この情報を利用したらパッケージ管理みたいなことができるのではないかと思ってやってみました。
理想
- リポジトリみたいなのに登録されてるプラグインを一覧したい。
- インストールはできるだけ簡単に。
- yumとかaptみたいな感じで、バージョンアップとか依存関係とか見てうまい感じにやってほしい
- app storeやGoogle Playみたいに評価とか付けれるようにしたい(審査ができないため、悪意のあるコードが入ったプラグインを実行してしまうと…。)
作ってみた
0.2で使えます。設定画面に「みっくストア」というのが増えてるので、そこからプラグインをダブルクリック(todo: なぜクリックで開かない)するとプラグインの説明が出てきて…っていうのはスクショ見たら大体イメージつくと思います。
はい。変なプラグインをインストールしてしまったのでインストール済みになってしまってます。プロトタイプなので使用はおすすめしませんが、現時点で以下のような機能があります。
- プラグインをインストールする。
通常のプラグインディレクトリにスラッグと同じ名前のディレクトリを作ってそこに設置。git cloneしてるだけなのでgitコマンド必須です。みっくストアを用いてインストールすると、すぐにmikutterにロードされるので再起動は必要ありません。 - すでにインストールされてるプラグインを確認
「導入」カラムに表示されているバージョンは、インストールされているプラグインのバージョンです。バージョンがないけどインストールされてるものは○、インストールされてないものは空白。「みっくストア」を用いずにインストールしたものも検知できます。 - 開発者の気がふれていないか確認
プラグイン開発者の頭に不具合がないか確認できます。mikutterプラグインはなんでもできてしまうので、信頼できないものは入れるべきではありません。こう簡単だとホイホイ入れちゃいそうだけど。
これ以外は何も実装してません。バージョンアップ、アンインストール等はそのうちつくんじゃないかな。
また投げ出してしまいそうだけど、最低限のものはできてるので、いい感じにできないかなー
mikutterプラグインの管理が楽になるといいですね